考察や雑記。

2023-02-12から1日間の記事一覧

「AIは人間になれるか?」という発想の源流を探る。

機械は誰かが作っている このことについて詳しく書かれている本がある。三浦つとむ著「文学・哲学・言語」は1973年発行の半世紀近く前の本だが、現在のAIに向けられる事々が端的に記述されている。歴史は繰り返されているのである。 完成された装置の動作は…

社会的ひきこもりと家事

「社会的ひきこもり」の定義 まずは定義を確認しておかなければならない。少し調べてみてわかったが、定義を正確に把握するのは、なかなか難しい、という印象を受ける。まずは厚生労働省の資料から引用する。 「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交…

戦争には反対しなければならない。

以下は2022年3月5日の日記。 戦争を反対する主張や反戦運動にたいしての嘲笑、揶揄、外野からの傍観と中立、核武装の正当化、改憲の主張を糧とするのが戦争の一つの側面だ。これは、戦争の本質を語っているわけでは全くないことに注意。戦争を語ることはとて…

自己肯定感と自尊心の違い

そもそもなぜ自己肯定するのか 肯定されている「感」を、自分で意識的に実感しなければならないということは、それだけ社会から否定されることが多い、ということである。社会が個人を否定しているというのに、終始自己だけの問題に留めるのは欺瞞だ。しかる…

雑感 なぜその発想が出てこないか?

">以下は2021年12月24日の私の日記。 "> 【詳しく】経口中絶薬 どんな薬?安全性と副作用は?費用は? NHKの社会ニュース一覧から。 「経口中絶薬」の承認の申請をイギリスの製薬会社が行いました。承認されれば国内で初めてで、手術を伴わない選択肢ができ…

そもそも「仮想」とはなにか

仮想空間には、現実の物質のあり方から抽象された空間や物体が電子的に反映されている。鑑賞者や体験者たちはそこに一つの世界が存在すると仮定して、この仮定を共有する。これを仮想という。仮想であるから、現実にその空間や物体そのものが存在するわけで…

哲学 自己分析をすると自己も「分裂」してしまうの?

自分を俯瞰的(ふかんてき)に分析するとき、「自分を分析している自分は一体誰なんだろう?」と、ふと疑問に思ったりしますよね。そのとき、本当に自分は分裂しているのでしょうか。 「私」が無限にさかのぼってしまうのか 「私」を俯瞰的に認識している「…

雑感 「結婚」とは何か

結婚による関係の変化 親密な関係にあった両者が結婚をすると、突如としてその関係から夫婦関係に入る。親密な関係の延長線上に結婚があるのではなく、到達として結婚があるのだ。その上、結婚をすると相手の家族達と、これまた突如として身内関係に入る。突…

ヘーゲルと熱運動

本格的に寒くなってきた。こうなると、おしるこが食べたくなってくる。おしるこの小豆は、それなりに形をとどめたものが好きである。そういえば、この前お餅を電子レンジで温めてみたのだが、もの凄く膨らんだ。温めが終わると、急激にしぼんで布のようにな…